竹割りや窯入れ、中学生が竹炭作り 西条
丹原西中学校(愛媛県西条市丹原町来見)の竹炭作り体験学習が24日、西条市丹原町鞍瀬の磐根神社近くの炭焼き場であり、1年生約20人が地元住民に教わりながら竹割りや窯入れなどに挑戦した。
鞍瀬自治会によると、農閑期に山で切り出す雑木から木炭を作るための土窯が50年ほど前までは数多くあったが、炭の需要低下に伴い減少。体験学習は、子どもたちに地域の伝統産業や自然に親しんでもらおうと、同校が自治会の協力を得て2011年度から毎年実施している。
生徒たちは自治会メンバー3人から「昔は料理をするにも暖を取るにも炭は必需品だった」などと説明を受けた後、事前に焼いておいた竹炭をドラム缶を利用した簡易の窯から取り出す作業を体験。竹をのこぎりで切り、なたで割って長さ約37センチ、幅約3センチの大きさにそろえ、わらで縛った束を窯に入れた。